電気柵とは?
電柵器が発生する電流を電柵線に流し、これに触れた動物に電気ショックを与えるものです。
一度電気ショックを経験した動物は学習し、近寄らなくなります。
人が触れた場合、瞬間的に電気ショックを感じますが、微量な電流ですので安全です。
電気柵の仕組み
田畑の周囲に電柵線を張り、電柵器の出力端子に出力線、アース端子にアース線をしっかりと接続します。電柵線には一定間隔で衝撃電流が流れ、電柵線とアース(地面)が動物と接触すると 「電柵器→電柵線→動物→地面→アース」という閉回路が形成され、動物は強い電気ショックを受けます。アースが無ければ動物は電気ショックを受けません。
家庭用電源(100V)から直接電柵線につなぐと、とても危険です。
感電死等の重大な事故に繋がる可能性が極めて高いです。
必ず専用の電柵器を使用してください。
アースはとても重要です
アースは電柵器で最も重要な意味を持っています。しっかりと深く埋設してください。
- 約1m間隔で全て埋っている
- 湿り気のある場所に埋設してある
- 全て埋っていない
- 間隔が狭い
- アース線が断線している
効果的な電気柵の使い方
1. 電気柵は管理が大切です。
少なくとも週に1度は見廻り、下記のような所が無いか点検して下さい。
2. 電柵器はひとつの電柵線に1台のみ設置接続して下さい。
複数台設置すると電柵器の故障の原因になります。
3. 上下結線を行って下さい。
上下の電柵線間を50m毎に繋いでください。効果が上がります。
4. 使用しない時期は撤去しましょう。
動物が1度電気柵を安全だと認識してしまうと、次に使用した時、効果が薄れてしまうことも。
撤去が難しい場合は、使用を継続して下さい。
被害防止対策
農地周辺には、農家さんにとって価値の無いと思えるものでも、動物にとっては貴重なエサとなるものが数多くあります。下記を参考に、これらを適切に管理することも大切です。
- とにかくエサ場だと覚えさせない。収穫期だけでなく年中追い払いを行う。
- 稲刈り後の雑草やヒコバエは、必ず刈り取るか、すきこむ。
- 休耕地や放棄地は絶好の隠れ場所。草刈りなど適切な管理を行う。
盗難補償について
全ての電気柵本器が盗難補償付です。
本器購入時、同封されている盗難補償登録書のハガキにて登録されますと1年間の盗難補償が付いてきます。
補償期間は購入日より1年間です。
※登録をされていない場合、対象外となりますのでご注意ください。
盗難にあわれた際の流れ
- 電柵器の製造番号を調べて、警察署に盗難届を出します。
- 製造番号は保証書に印字してあります。保管しておいてください。
- 盗難届を出した時は、控えの書類は有りませんので、必ず受理No.と電柵器の番号を弊社にご連絡ください。
※対象商品は、電柵器本器のみの補償です。(付属品は含みません。)
修理保証について
全ての電気柵本器が3年保証付です。
取扱説明書等に従い、正常に使用した状態で故障した場合には無料にて修理を行いますので、ご依頼ください。
保証期間は購入日より3年間です。※保証対象は電気柵本器のみとなります。
無償修理の対象外となる事案
- 使用上の誤り及び不当な修理、改造による故障。
- 設計使用条件を超えた取扱いによる破損。
- 使用目的以外に使用された場合の故障および破損。
- 日本国外での使用による故障および破損。
- 天災、火災、地震、落雷その他天変地異による故障および破損。